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2009-03-09

ラストバトルを振り返って~第三夜~(校正が多かった・・・内容追加再掲)

です「寿司きましたよー」
美由紀「おっ、きたきた」
小百合「ははっ、私の好きなネタある」
です「さあ、最後の三夜目、語ろうかね」
美由紀「えび?」
小百合「うん。えび好きだから」
美由紀「なんか追加してわさび入れてない?」
小百合「わさび濃い目が好きだからw」
です「いか食おう」
美由紀「とりがい食べよう」

です「それでさ、卒業をかけたラストバトル、二人にとって一生忘れられない試合だったんだろうね」
美由紀「さすがにランキングつけるとしたら一番だよ」
小百合「私もかな」
です「後輩達のアンケートでは、美由紀が勝つって意見がダントツに多かったんだよね」
美由紀「そうらしいね、負けちゃったけどw」
小百合「ダークホース!自分で言って見るけど」
です「まさにそうだよね、美由紀のパワーでガンガンいっちゃって、すぐ勝つだろうと」
美由紀「あの時はまだ妹扱いしてたもん、私の中で」
小百合「されてました、気づいてましたぁ」
美由紀「でも小百合のストレートが想像以上に強烈で、目が覚めちゃった」
小百合「リングの上でライバル宣言してくれたもんねw」
美由紀「だから焦るより、嬉しさが先に来たよ、よーし!負けないぞ!みたいな」
小百合「美由紀ってストレートでガンガンってよりも、ボディが多くて苦しかった」
美由紀「わりとそのほうが試合運びにいいんだよ、スタミナ削るし、苦しいし」

です「思うんだけど」
美由紀「ん?」
です「小百合って実は美由紀以上に苦労してきたんじゃないかなぁ?」
美由紀「そんな気がするよ」
小百合「誰と比べてってわけじゃないけど、苦労はそれなりに・・・」
です「だから苦しさを与える度に、それをハードルにして乗り越えちゃうっていう」
美由紀「それあるかも」
です「だからストレートでバキバキいってたら結構展開の速い試合になってたのかな?」
小百合「そうかも、あえて苦しいパンチを食らって良かったのかもw」

美由紀「では次に試合することがあったら、あえて苦しいパンチばっかり・・」
小百合「そういうのはサプライズで心の中だけで言ってねw」
美由紀「でもさぁ、最後はやっぱり張り詰めた精神状態での勝ちだったよ、小百合の」
小百合「体が自然にパンチを避けて・・・アッパーだったっけ」
です「あれでも最後はたつかな?なんて思ったけど?」
小百合「そうそう、懇親の一発だけに怖かった」
美由紀「いくらタフでも、立てない時は立てないよw」
です「それで、小百合が先に卒業か」
美由紀「最後の別れもあっさりしてたもんね、お互い清清しいってか」
小百合「あれから50メートルくらい歩いて、なんか泣き崩れちゃったw」
美由紀「あれれ?」
小百合「何でだろうね?今夜のわさびもよく効くみたいで涙でちゃう」
です「ベタだなー・・・って美由紀、睨まないでくれよ」
美由紀「試合ではライバルだけど、やっぱりこういうときではオネーチャンなの!」
です「こだわるなぁ・・・まあそうなの?小百合」
小百合「リアルライフではおねえちゃんだよw」
美由紀「だって引っ込み思案だし、だからよくウィンドウショッピングに連れて行くんだよ」
です「試合の話から反れたぜ」
美由紀「ああそうそう、なんだっけ?」
です「話すことは話しちゃったかなw」


です「寿司がない・・・」

美由紀「すまん・・・」

です「なんかコンビニで買って来る」

美由紀「いっちゃった・・・」
小百合「美由紀食べるスピードはやいねー」
美由紀「タダだもん」
小百合「・・・」
美由紀「でもさぁ」
小百合「ん?」
美由紀「フツーに学校いってセーラー服着たかった?」
小百合「実は・・・うん、へへへ」
美由紀「そっか、女の子だもんな」
小百合「美由紀は?」
美由紀「どうだろ?わかんないな、学校いっても結局は拳闘やってたりしてね」
小百合「んー、ありえるなぁ・・・でもさ」
美由紀「ん?」
小百合「ラストバトルやって、この人生に価値が大いに出来たと思うよ」
美由紀「あはっ、そう?」
小百合「人生にこれは!って思い出話ってそうそうないなぁって思うから余計に」
美由紀「そうだねぇ・・・まあこれからもそうそうないかな?」
小百合「ラストバトル、時間さかのぼって勝ちたい?」
美由紀「いんや、もうあれが全て。それでいい」
小百合「そっか、やりつくした?」
美由紀「やりつくした」
小百合「思えば、余力を全て無くしてまで戦って倒れたんだから、そっちのほうが得だったのかな」
美由紀「そうかもしれないね、もうあれ以上何もないもん」
小百合「うらやましいなぁ」
美由紀「と同時に、私は勝者をうらやましがるよっと」
   プシュ
小百合「あれ?缶ビール買ってたの?」
美由紀「うん、なんか気持ちを全部吐き出すのに、恥ずかしくなった時用に買ってた」
小百合「必要なかったんだ」
美由紀「なかった。というより話してみると話せるもんだったね」
小百合「そだね」
美由紀「暖房効きすぎじゃない?」

小百合「ああ、股間をぼりぼりかかないでwwww」


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