ですいちみの倦怠日記

です「バッグを返しに行くのを忘れていたのであった」
小百合「いいよ、ここ帰り道だもん」
です「うん、中身は見てないから」
小百合「うん、信じる。何ないてるの？」
です「これ」
小百合「続・三丁目の夕日かぁ」
です「鈴木オートの社長さんラストで泣かせる」
小百合「こういうの見るんだね」
です「うん、弱いヨ」
小百合「はい、ハンカチ」
です「ん、ありがとう」
小百合「じゃ、帰るね」
です「まあ久しぶりなんだから何か話してってよ」
小百合「急に言われてもなぁ」
です「やっぱり地下ボクシングのお客さんって怖い人ばっかりなの？」
小百合「それがそうでもないの、花束用意してくれる人とか結構いるのよ」
です「へー！ヤジばっかりかと思ってた」
小百合「地下って付くし、違法性のものだから偏見はうけがちだけどね」
です「今度見に行こうかな、小説のネタにするんだ」
小百合「写真撮影はアウトよ」
です「確かに情報漏れちゃこまるよね」
小百合「そのへんは、ちょっと話すのタブーだからやめましょ」
です「んー、知りたいナァ」
小百合「つまり、お話できる事は今日の午前中にしちゃったってわけ」
です「いやーでもここで色々話して、へーそういう設定だったんだって思う人もいるかもよ？」
小百合「じゃあねえ、試合で使用した道具はどうなるか知ってる？」
です「ずっと使わないの？」
小百合「オークションにかけられるの、で、買われなかったものはまた使うってワケ」
です「へー」
小百合「マウスピースなんかはね、ワザとみんな買わないで、年季が入ってから落札する人が多いわよ」
です「へー！」
小百合「だからそのへんのタイミングね、常連さんはよーくチェックしてるわよ」
です「なるほど、でもまあ値段は聞きますまい・・・」
小百合「ちょっと高いからね、へへへ」


です（へへへって言うときが心をひらいた時なんだナァ）

です「色々情報ありがとう、このへんは車の通りが多いから気をつけて」

小百合「はーい、じゃね」

です「さーて、寝るか」


というわけで寝るわけですが、連続でちょっとコワイ話を書きます