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2008-05-26

アサキ怪談

です「はいー暗くなりましたー」
アサキ「なりましたー・・・」
です「怪談コーナーです♪」
アサキ「コーナーです・・・」
です「えーと、じゃあボクのコレクションしてる怖い話でもしましょうかね」
アサキ「コレクション?」
です「ほら、友人の友人が体験したとかあるでしょ?」
アサキ「あるねー」
です「ボクのコレクションは、本人の体験だけなんだ」
アサキ「はぁ・・・」
です「それでは、サラリーマン時代に収集した話でもしましょうかね」
アサキ「はぁ・・・」
です「チビるなよ」
アサキ「オリモノシートだけは一応・・・」
アサキ「じゃあチビらない程度で今日はいきますか」
アサキ「うんうんうんうん!」


ウチの店舗の一つで、道路が四辻になったその一角にあるお店のお話です。
四辻は本当に霊が集まると聞きますが、本当に良くなかったわけで。
もう霊なんて日常茶飯事なんですよ。
例えば、フッと見れば子供がいる、でも顔が暗くてよく見えない。
よーく考えると、店のドアには人が入るとカランカランと鳴るベルがあるわけですが
鳴ってないんです。
あれ?と思うと子供はまた店の一角に移動してる。
それが数回続くと消えているわけなんですねぇ。

アサキ「あー、幽霊って顔見えないっていうしね・・・」
です「そうそう、ボクはハッキリ見たことあるけど」
アサキ「その話はまた今度ね・・アハハ」
です「とっておきだから、まだ話さないさ、夏は長いんだぜ」

俺は幽霊を絶対信じない!というオッサンもその店で勤務したわけですが
「すみませーん」と店の中で声がして、「ハーイ」と出ると誰もいない。
さっきの話と同じく、扉のカランカランという音もしてない。

アサキ「なんか怖い話に耐性ついてきたかも!」
です「怖い話ってみんなでキャッキャいって楽しむもんだから、それでいいんだよ」

で、ボクもその店の勤務になりました。
よく聞きますよね?心霊スポットに行ったらカメラ止まったとかなんとか。
それと同じように、大型のある機械がしょっちゅう謎のトラブルを起こすんですよ。
業者さんを何度呼んでも何度呼んでも謎の壊れ方しちゃう。
最後には機会をまるまる取り替えてもらったんですよ、数千万するやつなのに。
それがまた謎の故障を繰り返しちゃう。

アサキ「不思議だねぇ」
です「これだけで心霊って決め付けるのはよくないんだけど、本当に不可解なんだ」
アサキ「仕事に支障が出ないの?」
です「それと同じ機械が500メートルくらい離れた別の店舗にあるから、そこで処理してた」
アサキ「その別の店舗の機械は?」
です「同じ機種なんだけど、全く仕事に支障なかったよ」
アサキ「なんだろねぇ?なんか電波が流れてたとか?」
です「そういう事でおさまったよ。誰もが納得してなかったけどね」
アサキ「今日はなんか大丈夫そう」
です「そうかい、じゃあ霊感があるっていう友達の話しようか」
アサキ「こ・・・怖い?」
です「怖くないよ」


その友達(女性)は、同じ女友達とトンネルを車で走ってたらしいです。
すると一人が「キャー!」と叫んで指指したそうです。
指の先には運転手の首元。
真っ白い手が首を握っていたそうです。
それを全員が見てる。
運転手本人には見えない。
全員で必死になって払うんですが、手ごたえもなく手は消えない。
パニックがピークになった頃、トンネルの出口へ。
そうすると手は自然に消えたそうです。

ちなみにその女性の彼氏もそのトンネルで不思議な現象に逢っています。
「トンネルがやたら長いんだよ」
「で、走っても走ってもトンネルから出れないし、対向車もこない」
「おかしいな?と思って気がつくと家の前だった」
そう興奮して話してくれました。

ちなみにそのトンネルは山口県の勝坂トンネルです。
JRの方の一人が「あそこはヤバいし、同僚が一人首つっちょる」と話してくれました。

アサキ「それ・・・怖くないレベルかな・・・・」
です「うん、そのJRの人の体験談もあるよ、警察まで出る騒ぎになったんだけど」
アサキ「いやいいいい!話さなくていいから!」
です「じゃあトンネルの件の女性の他の体験談を」


修学旅行でみんなで輪になってねころんで話していたんですが
急に足をひっぱられたそうです。
それが、人間ではないと分かった理由が

足に吸い付くようにガッチリ握られて、あたかも同化しているようであったからです。

彼女はシクシク泣き出して、皆が心配し出した頃に解放されたとの事です。


アサキ「うっそーん」
です「ボクも一度体験ある、本当に吸い付くんだよ」
アサキ「うそーん(涙目)」
です「ボクのその話はすごく長いから、今日はやめとこう」
アサキ「帰る!」
です「じゃあボクの小話でも」
アサキ「最後?」
です「うん、最後」

ボクは当時、片道二時間の通勤をする店舗に転勤になったので、色々と寝ている間にCDからテープに音楽をコピーしては聞きながら運転していました。
ある日、これにしようと、稲川淳二さんの「生き人形」(かなりヤバい話です)をテープにコピーして寝ました。そして次の日にテープをかけると。

声が早送りになったりスローになったりしてるんです。
怖かったですよ。なんでかって
その前も、そのあとも一切そんな出来事無かったですから。
テープの故障じゃない、それ一回きりの出来事だったんですよ!
これは聞かないと怖さ分からないと思いますが、ヤバイと思ってテープは捨てました。

アサキ「ハハ・・・じゃあ帰るね」
です「何かボクに性的興奮を与えるモノを置いていくか、次の怪談に出るか、どっちがいい?」
アサキ「どっちもヤだ!」
です「じゃあ怖い情報教えちゃうぞ」
アサキ「ヤダヤだ!」
です「ここから沼が見えるだろう?あそこ」
アサキ「イヤー!」
です「あそこ実は心霊スポットで有名なんだ」
アサキ「帰れなくなっちゃった・・・」
です「まあ布団は来客用のがあるけど?」
アサキ「添い寝してー」
です「ヤだ、隣の部屋で一人で寝てくれ」
アサキ「お仏壇じゃーん」
です「うん、来客はみんなあそこで寝てるよ」
アサキ「しょうがない・・・帰るの怖いから寝るよ」
です「そうしなさい、書いてからいうのもなんだけど」
アサキ「なに?」
です「今日はあんま怖くなかったな」
アサキ「・・・・・」

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