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2017-04-17
リクエストSS「ジェラシー」
リクエスト頂いたものです、満足させていただけるかどうかが気になりますが……。
私は鏡月リン。高校3粘性だ。受験を控えていて、もっと遊びたいが我慢している、お金も無い。
「うーん、時間もお金もないかぁ」
私はそう、一人ごちた。
「ねっねっ!」
悪友の鋼ナオがやってきた。
「いいバイトがあるんだ!」目をキラキラさせながら言う。
「何? 肉体労働? やだよそんなの」
チッチッと舌打ちをしてナオが答える。
地下女子ボクシング、ボクシングやったことある?」
「無いわよ!」
「それがさ、素人ほどウケがいいんだって!」
私はため息をつく。
「それはなんかフェチっていうの? そういう人たちを満足させる性処理役なんでしょ?」
私はそう言って、再度ため息を吐く。 ナオの巧みな話術に何度騙された事か。
「はいはい、お断りしますよ。あんたの口車に乗って良かっ事なんてなかったわよ」
私は勉強の予習をすることにした。
「そっかぁ、数十万出るんだけどなぁ……」
思わず私のシャーペンに力が入って芯がポキリと折れる。
「数十万!?」
「そ、乗るなら今よ、私もボクシングやったことないけど、素人同士の試合ではかなりお金が弾むらしいわよ」
「す、数十万……」
私は考え込む。ナオには何度も騙された、しかし数十万、ブランドモノのアクセが買える。
「ナオ!」
「わっ、ポテンシャル高い!」
「いや、本当に数十万出るのね!?」
「本当だよ、そういうマニアがいるんだよ、ね、二人で試合しよ?」
「う、うーん、まあ私がナオをぶん殴ってノックアウトすればいいだけだもんね」
その言葉にナオはカチンと来たようだ。
「あのねぇリン、私はだてにスポーツジムに通ってるわけじゃないのよ? リンなんて簡単にノックアウトよ!」
私もカチンと来た。
「やったろうじゃないの! 負けてもギャラ出るんでしょ!?」
「お察しの通り、買っても負けても数十万出るよー」
「受けて立つわ!」
二人は睨み合う。
そんなこんなで私は地下ボクシングA地区という場所の選手控室にいる。
入り口は潰れたライブハウス、その前に強面の海外人が立っていた。
選手だと説明すると中に入れてくれた。
「数十万ももらえるんだ……何か怖いな、お客さんどのくらいいるんだろう」
私が一番心配しているのが、トップレスという件だ。 バストに自信があるわけではないが、恥ずかしい。
お互い青いグローブで青いブルマを履いて出ることになっている。
「なんだか緊張しちゃうな、試合を撮影したディスクは一部の人しか購入できないといっても、おっぱい映っちゃうんだよね……。
私は事前に作るように言われていたマウスピースをくわえる。
「ああ、そろそろだ」
そう思うと心臓がバクバク鳴る。
「次はリン選手とナオ選手、人生出始めてのボクシング選手です、泥仕合を御覧くださいませ!」
そのアナウンスに従うようにリングへ向かった。
凄い人数だ……下手すると普通のボクシングの試合より人がいる気がする。
緊張して尿意をおぼえたが、我慢することにする。
向こうのドアが開かれ、ナオが出てきた。緊張的な面持ちでグローブをパンパンと叩き合わせている。
お互いにリングに入ると、自分が汗だくなのがわかった。
ライトが強く汗をかいてしまう。 ナオの体も汗に包まれている。
それにしてもカメラマンが多い、本当に一般に出回らないのかなと私は不安に思った。学校にバレたら退学モノだ。
マウスピースを咥えてから唾液の分泌が増え、私の口から唾液が滴り落ちている。
「覚悟しなさいよ!」ナオは気合が入りすぎだ、買っても負けてもお金が入るのに。
レフェリーの女性は試合のルールを教えてくれた、プロと違って胸を殴っても良いらしい。
セコンドはいない、私は事前にボクシングの本を買っていたが、マウスピースすら洗ってくれる人がいない。
フェチ、恐るべし。
そしてゴングが鳴る、私の中では楽でいい仕事だと思っていた、本当に浅はかだった。
ナオがものすごい勢いで突進してきた。
「ちょっと、ナオ、気合い入りすぎ……」
私の頭が揺れた、頬を殴られたらしい。
口の中に溜まった唾液が飛び散る。
「ぶべっ!」
私は情けない声を出して膝をついた。
「ワン! ツー!」
カウントが告げられる。私はそうしてナオに悪意を懐きつつ立ち上がる。
「やってくれたわね!」
私は思い切りパンチを打つ。
ジャブとかフックとかよくわからない、初めての試合だから。
グシャッ!
私のパンチはナオの頬にヒットした。私のように唾液を吐き出し、よろよろとしている。
私は追加攻撃をする、やたらめったらと殴る。
「うぐっ! うぐっ!」
苦しそうな声を吐き出している。
「ほらね、数十万もらえるんだから楽にやりましょ?」
私はそう言ったが、ナオは体制を立て直して私を殴ってくる。
「ちょいっ、ナオ! ナオ!」
ナオは私の顔面を殴り続けてくる。
私も思わずパンチを打ち返す。
お互いに交互に殴り合うようになった。
それを続けているとゴングが鳴った、1ラウンド終了という事か。
私は自分のコーナーへ戻ってマウスピースをとりあえずグローブの上に吐き出した。
ぬちゃぬちゃしていて恥ずかしい、そして更に恥ずかしい思いをするのだった。
カメラマンが映像を移し、天井の大きなディスプレイに私が映っている。
私の血の滲んだマウスピース、汚いものが映し出される。
こういうもので男性は興奮するものなのか。
しかしナオはなぜあんなにも攻撃的なのか、私にはわからなかった。
カーン
2ラウンドの開始だ、臭いマウスピースを咥えて私は飛び出す。
打たれっぱなしでたまるか!
ナオへ素人ながら本で呼んだ知識のみでフックというものを打ってみる。
ぐしゃぁっ!」
ナオは血の混じった唾液を吹き出した。
「くそっ! くそったれ!」
ナオの様子が今までとは違う、こんな妄言を吐くキャラとは思わなかった。
「あなたはいつも人気者だった、私より……。 私は妬ましかった、悔しかった」
「えっ?」
ナオがついに本音を吐き出した。
「私だって女の子なのよ! ちやほやされたかった!」
半泣きになりながらナオはパンチを連打してくる。
「お、落ち着いて!」
私は宥めるように言うが、ナオのパンチのラッシュは続く。
私の頬が左右にパンチが打ち込まれる。
「私の気持ちがわかる!? ねぇ!?」
ナオは感情に流されている、何を言っても無駄だ。
私もパンチを打ち合う。もう胸が巨大ディスプレイに映っても気にしない。
「あなたには! あなたの良い所がある!」
と 私はそう言いたかった。
だが
ナオのボディへのパンチが私をとらえた。
内蔵へのダメージ、まるで腸をじかに殴られたような……。
「う、うげぇっ!」
びちゃびちゃびちゃ……。
「もう一発!」
ドヴオッ!
「おげっ!」
ビチャッ!
私はついに胃液とマウスピースを吐き出してしまった
そしてダウンして、苦悶の表情を浮かべて冷たい汗をかきながら私はダウンした。
テンカウントが鳴ってしまった。腸がグルグルといっている、ボディがこんなに辛いとは。
私は負け、担架に載せられて控室でしばらく動けなかった。
そして何とか立ち上がれるようになると深呼吸をする。
ナオとの交友関係もこれで終わりか……。
トントン
ドアが叩かれた。
「どうぞ」
私はドアを開ける。
ナオだ。
泣いている。
「もう、もう許さないんだから!」
そう言って私の胸の中で泣いていた。
「うーん、時間もお金もないかぁ」
私はそう、一人ごちた。
「ねっねっ!」
悪友の鋼ナオがやってきた。
「いいバイトがあるんだ!」目をキラキラさせながら言う。
「何? 肉体労働? やだよそんなの」
チッチッと舌打ちをしてナオが答える。
地下女子ボクシング、ボクシングやったことある?」
「無いわよ!」
「それがさ、素人ほどウケがいいんだって!」
私はため息をつく。
「それはなんかフェチっていうの? そういう人たちを満足させる性処理役なんでしょ?」
私はそう言って、再度ため息を吐く。 ナオの巧みな話術に何度騙された事か。
「はいはい、お断りしますよ。あんたの口車に乗って良かっ事なんてなかったわよ」
私は勉強の予習をすることにした。
「そっかぁ、数十万出るんだけどなぁ……」
思わず私のシャーペンに力が入って芯がポキリと折れる。
「数十万!?」
「そ、乗るなら今よ、私もボクシングやったことないけど、素人同士の試合ではかなりお金が弾むらしいわよ」
「す、数十万……」
私は考え込む。ナオには何度も騙された、しかし数十万、ブランドモノのアクセが買える。
「ナオ!」
「わっ、ポテンシャル高い!」
「いや、本当に数十万出るのね!?」
「本当だよ、そういうマニアがいるんだよ、ね、二人で試合しよ?」
「う、うーん、まあ私がナオをぶん殴ってノックアウトすればいいだけだもんね」
その言葉にナオはカチンと来たようだ。
「あのねぇリン、私はだてにスポーツジムに通ってるわけじゃないのよ? リンなんて簡単にノックアウトよ!」
私もカチンと来た。
「やったろうじゃないの! 負けてもギャラ出るんでしょ!?」
「お察しの通り、買っても負けても数十万出るよー」
「受けて立つわ!」
二人は睨み合う。
そんなこんなで私は地下ボクシングA地区という場所の選手控室にいる。
入り口は潰れたライブハウス、その前に強面の海外人が立っていた。
選手だと説明すると中に入れてくれた。
「数十万ももらえるんだ……何か怖いな、お客さんどのくらいいるんだろう」
私が一番心配しているのが、トップレスという件だ。 バストに自信があるわけではないが、恥ずかしい。
お互い青いグローブで青いブルマを履いて出ることになっている。
「なんだか緊張しちゃうな、試合を撮影したディスクは一部の人しか購入できないといっても、おっぱい映っちゃうんだよね……。
私は事前に作るように言われていたマウスピースをくわえる。
「ああ、そろそろだ」
そう思うと心臓がバクバク鳴る。
「次はリン選手とナオ選手、人生出始めてのボクシング選手です、泥仕合を御覧くださいませ!」
そのアナウンスに従うようにリングへ向かった。
凄い人数だ……下手すると普通のボクシングの試合より人がいる気がする。
緊張して尿意をおぼえたが、我慢することにする。
向こうのドアが開かれ、ナオが出てきた。緊張的な面持ちでグローブをパンパンと叩き合わせている。
お互いにリングに入ると、自分が汗だくなのがわかった。
ライトが強く汗をかいてしまう。 ナオの体も汗に包まれている。
それにしてもカメラマンが多い、本当に一般に出回らないのかなと私は不安に思った。学校にバレたら退学モノだ。
マウスピースを咥えてから唾液の分泌が増え、私の口から唾液が滴り落ちている。
「覚悟しなさいよ!」ナオは気合が入りすぎだ、買っても負けてもお金が入るのに。
レフェリーの女性は試合のルールを教えてくれた、プロと違って胸を殴っても良いらしい。
セコンドはいない、私は事前にボクシングの本を買っていたが、マウスピースすら洗ってくれる人がいない。
フェチ、恐るべし。
そしてゴングが鳴る、私の中では楽でいい仕事だと思っていた、本当に浅はかだった。
ナオがものすごい勢いで突進してきた。
「ちょっと、ナオ、気合い入りすぎ……」
私の頭が揺れた、頬を殴られたらしい。
口の中に溜まった唾液が飛び散る。
「ぶべっ!」
私は情けない声を出して膝をついた。
「ワン! ツー!」
カウントが告げられる。私はそうしてナオに悪意を懐きつつ立ち上がる。
「やってくれたわね!」
私は思い切りパンチを打つ。
ジャブとかフックとかよくわからない、初めての試合だから。
グシャッ!
私のパンチはナオの頬にヒットした。私のように唾液を吐き出し、よろよろとしている。
私は追加攻撃をする、やたらめったらと殴る。
「うぐっ! うぐっ!」
苦しそうな声を吐き出している。
「ほらね、数十万もらえるんだから楽にやりましょ?」
私はそう言ったが、ナオは体制を立て直して私を殴ってくる。
「ちょいっ、ナオ! ナオ!」
ナオは私の顔面を殴り続けてくる。
私も思わずパンチを打ち返す。
お互いに交互に殴り合うようになった。
それを続けているとゴングが鳴った、1ラウンド終了という事か。
私は自分のコーナーへ戻ってマウスピースをとりあえずグローブの上に吐き出した。
ぬちゃぬちゃしていて恥ずかしい、そして更に恥ずかしい思いをするのだった。
カメラマンが映像を移し、天井の大きなディスプレイに私が映っている。
私の血の滲んだマウスピース、汚いものが映し出される。
こういうもので男性は興奮するものなのか。
しかしナオはなぜあんなにも攻撃的なのか、私にはわからなかった。
カーン
2ラウンドの開始だ、臭いマウスピースを咥えて私は飛び出す。
打たれっぱなしでたまるか!
ナオへ素人ながら本で呼んだ知識のみでフックというものを打ってみる。
ぐしゃぁっ!」
ナオは血の混じった唾液を吹き出した。
「くそっ! くそったれ!」
ナオの様子が今までとは違う、こんな妄言を吐くキャラとは思わなかった。
「あなたはいつも人気者だった、私より……。 私は妬ましかった、悔しかった」
「えっ?」
ナオがついに本音を吐き出した。
「私だって女の子なのよ! ちやほやされたかった!」
半泣きになりながらナオはパンチを連打してくる。
「お、落ち着いて!」
私は宥めるように言うが、ナオのパンチのラッシュは続く。
私の頬が左右にパンチが打ち込まれる。
「私の気持ちがわかる!? ねぇ!?」
ナオは感情に流されている、何を言っても無駄だ。
私もパンチを打ち合う。もう胸が巨大ディスプレイに映っても気にしない。
「あなたには! あなたの良い所がある!」
と 私はそう言いたかった。
だが
ナオのボディへのパンチが私をとらえた。
内蔵へのダメージ、まるで腸をじかに殴られたような……。
「う、うげぇっ!」
びちゃびちゃびちゃ……。
「もう一発!」
ドヴオッ!
「おげっ!」
ビチャッ!
私はついに胃液とマウスピースを吐き出してしまった
そしてダウンして、苦悶の表情を浮かべて冷たい汗をかきながら私はダウンした。
テンカウントが鳴ってしまった。腸がグルグルといっている、ボディがこんなに辛いとは。
私は負け、担架に載せられて控室でしばらく動けなかった。
そして何とか立ち上がれるようになると深呼吸をする。
ナオとの交友関係もこれで終わりか……。
トントン
ドアが叩かれた。
「どうぞ」
私はドアを開ける。
ナオだ。
泣いている。
「もう、もう許さないんだから!」
そう言って私の胸の中で泣いていた。
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