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2011-09-12

美由紀VS小百合 TOMさん絵付き



久々の美由紀VS小百合。
リク消化しながら。
お忙しい中、TOMさんにイラストを描いて頂きましたm(_ _)m
美由紀と小百合が親友同士とは思え無い程緊迫した表情でお互いに視線を合わせて体にじっとりと汗をかいている。

不定期に行われるトーナメント制の頂上決戦。やはり勝ち抜いてトップを争うのは美由紀と小百合だった、それは観客達も予想していた事だ。
お互いに黄色いグローブ、そして美由紀は黒のスパッツ、小百合は白のスパッツを履いており、陰毛が見えてしまうのではないかという程に縦幅が短い。

お互いのセコンドは開催側が用意した女性が付けられインターバルについては問題無く、特にコーチのように「こう動け」という事は無い。淡々と自分の仕事のみをこなす。

お互いリングの真ん中で合わせた視線同士に火花が散りそうな程に見て取れるが、メンタル面で言えば少し小百合は押されていた。私情を持ち込まないのが試合の鉄則だが、気持ちの中では美由紀の鋭い視線で、ひとまわり大きく見える。それを美由紀に伝えたことは無いが試合前のタイトな雰囲気で余計に汗ばんでしまう。

一通りレフリーからの注意事項が伝えられると二人は対角線上に背中を向けてゴングを待つ、観客も静まり返る中

カーン

ゴングの音が鳴り響く。
(今日はどう出る!?)
小百合が振り返り警戒して構えると美由紀はすぐそこまで迫っていた、しかも大降りの右フックを今にも打とうという体勢になっていた。
小百合は急いでのけぞると、ヒュンッ!と風を切る音がして美由紀のグローブが目の前を通過した。
大振りのフックが空振りになった為、美由紀のボディ周辺がガラ空きになるのを小百合は見逃さず、迷わずわき腹を狙う。
美由紀の脳までズンッと重い音が響き、「ウッ」と思わずうめき声をあげる。
小百合のグローブは見事にわき腹へ食い込み、試合開始数秒で小百合が先手を取るような形に見えた。
だが美由紀は既にそれを無視するかのように左フックを思い切り打っていた。
グチュリッと音がして、美由紀のフックは小百合の頬へ突き刺さり思い切り顔を歪ませる。
小百合は口に溜まっていた大量の唾液を倒れながら吐き出し、美由紀のグローブはそれでべっとりと濡らされる。
ビチャビチャッと残りの唾液を吐き切った小百合はそのまま勢いよくうつぶせにダウンし、体をバウンドさせた。

「今回、私ボディを中心に鍛えたから」
美由紀が小百合を見下ろした状態で言いながら侍が人を切りつけた後の刀のようにグローブをビュンッと振り下ろし、小百合の唾液をマットの上へ散らせた。


(それで、あえてボディを食らったのか)
小百合は立ち上がりながら美由紀を睨みつける。ここで引けば一気に押し倒され負けてしまう、流れを変えなくてはと中腰の状態から一気にのけぞるように立ち上がった。
その目は美由紀を鋭く見つめたままだ。

これからだ!

小百合は強めにジャブを連発して打つ。小百合には美由紀程のパワーは無いが、テクニックの面においては引けを取らない。

パンッ

地道に続けたジャブが突破口を開き、美由紀の顔面へグローブが叩きつけられた。
「くっっ!」
美由紀が衝撃で目を瞑った瞬間に小百合はストレートを放った。
パシーンと衝撃音が観客まで届き、空気が揺れた。
小百合のストレートは真っ直ぐに美由紀の顎をとらえ、口に小百合のグローブを咥えているような形になっている。
「うぶっ!」
美由紀が咳き込むような形で声を出しながら、口とグローブの間から唾液を吐き散らす。
小百合がグローブを引くと美由紀の口からドロッと唾液がまとわりついてきた。
美由紀はそのままガクンと腰を落とし、ダウンしそうになりながらも踏みとどまる。
(一気に行けるか!?)
小百合は再度、右ストレートを打つ。
美由紀はそれに気付き顔を動かしてパンチを受け流そうとしたが、間に合わず左頬へ真っ直ぐ小百合の拳が炸裂した。
ぐちゅっと、まるで生肉を殴りつけたような手応えを小百合は感じた。

そのまま二人は固まった状態になり、会場はシーンとなる。
数秒後、美由紀が「ぐぶぉっ」と醜い声を出してマウスピースを吐き出した。
唾液まみれのそれは跳ねながらマットの上を濡らしていく。
それでも美由紀は必死に倒れまいと踏ん張る。
更にと小百合が腕を振り上げた時、1ラウンド終了のゴングが鳴らされた。

「小百合さん、はい、ここにマウスピースを吐いて下さい」
小百合のセコンドがバケツを顔の前に持ってきたので小百合はその中にマウスピースを吐き出した。その後に続いてマウスピースが浸かるほど唾液を吐き出した。
「汚くてごめんね、マウスピース咥えてると唾液が出ちゃって……」
小百合が申し訳なさそうに言うがセコンドは「大丈夫ですよ」と言いながらマウスピースを洗う。
ふと小百合が自分のグローブを見る。
美由紀を殴りつけたグローブに付着した唾液が半乾きになりツーンと鼻をつく匂いがした。
「……美由紀の唾か」
ポツリと小百合はそう呟いた。

「美由紀さん、大きいの二発食らっちゃいましたけど大丈夫ですか?」
美由紀のセコンドが足をマッサージしながら言う。
「大丈夫、タフさには自信があるから」
元気そうに言うが、覇気は少し弱まっていた。

そしてつかの間の休息は終わりゴングが鳴らされた。
今回は二人がにじり寄る形になり、ジワジワと距離をお互いに詰める。

先に手を出したのは小百合だった。右フックを素早く繰り出す。
だがボディの耐性に自信のある美由紀は顔中心にガードを固めており
ガッチリとブロックされた。
美由紀が腕を振るうと、小百合はそれをしなやかに回避する。
1ラウンドとは違い、お互い様子を見ながらチャンスを待っているようだ。
隙が有れば食う、食われるといったタイトな空気が流れ、観客もあまり騒いでいない。

一分位経過した頃に二人の汗の量が増し、徐々にリングの上が熱気を帯びてくる。

「ふっ!」
美由紀が気合を入れるように息を吐き出し、物凄い勢いで右フックを打つ。
小百合はそれを受け流そうと上半身を動かした瞬間、美由紀はパンチを止めた。
美由紀の腕力があるからこそ止められた。
そしてすぐに美由紀の左腕が小百合のボディにめり込んだ。
「がはぁっ!」
小百合は大きく口を開き、マウスピースを吐き出した。
そしてすぐに打たれたボディを押さえて膝をつき、荒い呼吸をする。
だらしなく開いた口からは唾液がぼたぼたとたれ続け、次第に細くなり口から糸を引くような状態になった。

「ゴホッ! ゴホ!」
胃の辺りにパンチがめり込んだので小百合は少し嘔吐するような仕草をするがそれを必死にこらえながら立ち上がろうとする。

が、少し腰を浮かしたと思えばすぐに膝をついてしまう。
レフリーのカウントが進み焦る。

カウント8で小百合は何とか立てた、マウスピースも咥えなおす。
小百合がファイティングポーズをとり、試合再開となったが、一発のボディが小百合の試合運びを狂わせていた。
すぐに美由紀はダメージに苦しむ小百合に追い討ちをかけようとフックを打って来たので小百合はのけぞろうとした時、ボディに痛みを感じて思うように上半身を反らす事が出来ずにフックを食らってしまった。

ぐっしゃぁぁぁぁぁっ!

「うぶぇっ!」
小百合は吐いたばかりのマウスピースをすぐ吐き出した。
ビタンビタンと跳ねるマウスピースにまとわり付いている唾液に血が混じっている。
美由紀は間髪要れず左、右とフックを打ち、その度に小百合の口から血と唾液が飛び散る。
ここから一方的に美由紀の攻撃が始まり、小百合はガードも出来ずただ倒れまいと踏ん張るだけで精一杯だった。
やがて吐き出されるものがほぼ、ねっとりとした血になった頃に美由紀は少ししゃがみこんだ。
そこからアッパーカットを打ち……。

小百合の顎がグシャッと突き上げられた。
血が天井へ吹き上げられ小百合の目がグルンと白目になり、体を目一杯のけぞらせている。
誰もが小百合が豪快にダウンするかと思った。

が、小百合はその状態でも踏みとどまった。
肩でゼイゼイと息をしながら立ち続けている。
「これで倒れろぉぉぉっ!」
美由紀が叫んで右ストレートを放った。この状態で小百合をダウンさせる自信は十分有ったが、

グシャッという音が二つした。

小百合は捨て身のクロスカウンターを放っていた。
小百合の顔はもちろん、美由紀の顔もパンチでひどく歪み、口元から血の筋が垂れた。
そして二人は同時に仰向けにダウンした。

「ぶほぁっ!」
美由紀がダウンしたまま、マウスピースを口から吹き上げた。
自分の唾液と血はすぐに自身に降りかかり、本体であるマウスピースが鼻のあたりにべちゃりと落ちてバウンドを繰り返し、リングの外まで転がって行った。

リングの上の熱気はピークを迎えていた。
美由紀と小百合のむせかえるような汗の匂いが広がる。

そのような中で二人はカウント9ギリギリで立ち上がった。
小百合はもう立てないのではないかと思っていた観衆は一斉に沸き始めた。
だが立つだけで精一杯なのだろう。
「あふぅっ」
と息を吐くと小百合は美由紀にクリンチをした。
美由紀もそれをはじき返す力が無く、しばらく二人の汗だくの体はヌチャヌチャと擦りあわされた。
そんな中、ゴングが鳴った。
二人の元へセコンドが走ってきてグッタリとする二人を引きずるようにコーナーへ連れて行き、椅子へ座らせた。
「たった2ラウンドでここまで凄まじい試合を……」
美由紀のセコンドがマウスピースを拾ってきて荒いながら呟く。
「……もう慣れてるよ、こういうの」
美由紀はそう答えると目を閉じてダメージ回復に専念した。
美由紀の付き人はマッサージをしながら、美由紀自身から発せられる汗や脇や性器の匂いに包まれ感応的な何かを感じた。

「小百合さん! 小百合さん!」
小百合のセコンドがペチペチと小百合の顔を叩く。
「あ? ああ、うん」
小百合は少しの間気を失っていたらしい。セコンドの目から見ても限界なのが見て取れ、タオルを投げれるものなら投げてしまいたいとさえ思っていた。

だが力尽きて倒れそうな二人の試合は5ラウンドまで突入した。
ここまで来るとクリンチの連続で二人はその場に立つだけの為に必死だった。
ヌチャリヌチャリという卑猥な音がただひたすら続く。
たまに片方の弱いパンチが当たるとよろめきながらクリンチ。
ひたすらそれの繰り返しだった。
汁気でグチャグチャになったスパッツは汗だけではなく失禁した尿も混じった状態でリング上の匂いをさらにカオスにさせていた。
小百合の白いスパッツは透けて陰毛も性器も見える状態になっている。

ふいにベチャッという音がした。

汗と尿を吸いすぎた小百合のスパッツが足首まで重さでずり落ちた音だ。
観客の目が小百合の性器に集中する。だが小百合は恥じらいを持たなかった。
持つ余裕など無かった。
邪魔だといわんばかりに足を交互に上げて小百合はスパッツを完全に脱いだ。

小百合のセコンドがコソコソッとリングに入って試合の妨げにならないように素早くスパッツを回収した。もし次のラウンドが有るならば履かせてあげようと思いながらグチャグチャにぬれたスパッツをバケツの上で絞ると汗と尿が大量にボタボタと落ちて、小百合の性器の匂いなのか、うっすら生臭いような酸っぱいような匂いも混じり、モワッと熱気があがった。
そして絞った手にネチャネチャと小百合から排泄された粘液が手にまとわりつく。
「うわっ」
思わず小百合のセコンドは声をあげた。


美由紀は勝負に出ようとしていた。
もはやこれはボクシングというより原始的な拳闘なのだと感じ、大きな一発を狙う。
小百合もそれに気付いた。本能的に気がついた。

美由紀が大きなモーションに入り、最後の力を込めて真っ直ぐにパンチを打ち込んできた。
小百合が今更パンチを繰り出そうとするが間に合わない。のけぞってかわす力も無い。

小百合のとる道は一つしか無かった。
腰をひねり


美由紀の鋼鉄のボディのわき腹へパンチを叩き込んだ、拳にもひねりを加えて。

ずんっ!

美由紀の拳の軌道が大きくそれて小百合の耳をわずかにかすった。
(鋼鉄のボディに届いた……んだろうか)

ふぁさっ

美由紀が小百合にもたれかかって来て、頬に美由紀の髪の毛が当たる。
クリンチかと思われたが両手をだらりと垂らしている。
小百合が一歩後退すると、そのまま美由紀はうつぶせに倒れこんだ。
受身も取らない状態で。

「届い……たぁ」
レフリーのカウントが始まり、小百合はロープへ体を預けた。

「うげぇっ!」
美由紀が透明な胃液を吐き出して悶絶している。


(立つな、立つな)
小百合は必死に目を閉じて祈る。

だが、美由紀はボタボタと胃液を吐きながらも立ち上がった。
小百合は閉じていた目を開いた。
そして悟る。
美由紀は「そういう選手」なのだ。こちらが有利に立ち追い込んでも追い込んでも立ち上がってくるのだ。
勿論小百合も同じタイプだが、今は小百合の心が揺らいでいる。
試合開始前に感じた自身のブレが現実になろうとしている。
心拍数が上がるのを感じながら、冷静に冷静にと小百合は自分に言い聞かせる。

今確かに美由紀の最大の防御である腹筋を打ち破ったばかりだ、こちらが有利なはずだ。

お互い向き合いながらじりじりと距離を詰める。
両手をだらりと下げていた美由紀がファイティングポーズをとる。

(先手を取れば今度こそ美由紀を倒せるはず!)
そして確証は無いが一つの考えが小百合にはあった。
無意識に拳をひねった事によってパンチの威力が増し美由紀のボディを打ち破ったのではないかと。

そこで小百合はハッと気がついた。美由紀がパンチを打つモーションに入っている。
(ガードが間に合わない! 打たれる!)
そう小百合が覚悟した瞬間

ぽすっ

力の無いパンチが小百合の胸に軽く当たった。美由紀にもう余力は無いようだ。
小百合にはあと一発程度なら踏ん張ってパンチを打ち込める自信が有った。すぐに顔付近をガードしている美由紀に、小百合は今一度ボディに一撃を打つ、拳をひねりながら。

どぅっっっ!

鈍い音が会場に響き渡る。
美由紀の鉄壁の腹筋に一撃が決まった。

だが小百合は違和感を感じた。これはどう考えても腹筋を打ち破っていない。何かがおかしい。

小百合は自分の打ったパンチの反動でよろよろと後退した、背中のすぐ後ろにはロープが有る。
美由紀がパンチを繰り出そうとしている、もう美由紀自身も自分のパンチの威力が死んでいる事はよくわかっているはずだ。

だが突然美由紀の目に光が点ったように見えたかと思うと
「だああああああっ!」と咆哮しながら鋭いストレートを打ち込んできた。

ぐしゃぁぁぁぁぁぁっ!と小百合の左頬にストレートは突き刺さり、顔が極限まで歪む。
最初にボディを打ち破ったのは捨て身で打ち破らせた。
そして美由紀はこの一発を打てる余裕を隠していた。
小百合は自身がいつの間にかロープに腕をかけてダランと崩れ落ちるような格好になって美由紀に真正面から向き合い、見下されているのに気がついた。だが夢の中のように視界がゆらゆらと揺れ、そのまま徐々に意識が遠くなる。

そして

小百合が力尽きた事を証明するように緩んだ口元から血まみれのマウスピースがびちゃっとマットの上へ零れ落ちネチャネチャと音をたてて転がる。
そしてゆっくり縄をほどくようにロープから腕がスルスルと抜けてそのままうつぶせにダウンをした。
レフリーがカウントを始めたが、すぐに小百合が白目になりごぼごぼと泡を吹き始めたのでそこで試合終了になった。

―――青空美由紀選手の優勝が決定致しました―――
そうアナウンスがされ、美由紀の腕がレフリーによってあげられた。
そしてスポットライトが美由紀を照らす。
その傍らでは完全に失神している小百合を担架に寝かせている所だった。
美由紀がトーナメント優勝カップを手に持ち、観客達が拍手等で沸いている中、小百合はぐったりとしたまま花道から医務室へと運ばれて行った。失神したまま失禁しているようで運ばれる道筋に液体のラインが残っていく。
小百合白目

美由紀は一通りちやほやされた後、少し控え室で横になっていた。
「あ、小百合はどうなったんだろう」
ポツリと呟き、体を起こして痛む体に顔をしかめながら小百合の控え室へと向かった。
「入るよー」と言いながら返事も待たずにドアをガチャリと開けると小百合は水で塗らしたタオルを額にあてて横になっていた。
「あ、美由紀」
「ああ小百合、起きなくていい、起きなくていいから」
「ウン」
「派手に失神しちゃったね」
「美由紀が強すぎるからだよ」
「い、いや。でも本当は戦う寸前の時から小百合の覇気っていうの? なんか一回り大きく見えちゃって怖かったよ」
「……なんだぁ、美由紀はそう思ってたんだぁ」
「そうだよ、今回私が勝てたのは、たまたま策が当たっただけじゃないかな」
「じゃあ対等なライバルって事でいつづけていいのかな」
「ん? 何か言った?」
「何でもない」
そう言うと小百合はクスリと笑った。





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